仕事や家事、育児など慌ただしい毎日。いつも「疲れ」を感じている人は多いのでは。
ひどくならないうちに何とかしたいですよね。
人間は毎日「疲れ」ます。夕方になると身体がだるかったり、やる気がでないなど「疲れ」の感じ方は様々 です。
肩こりや腰痛、目のかすみ、手足の冷え、食欲不振、胃痛など体の不調として現れるケースもあります。
「疲れ」は、心身が回復のための休養を要している状態といえます。
原因は、仕事や子育て、人間関係からくる”精神的なストレス“と、家事や運動などによる”肉体的なストレスがあり、日常生活と「疲れ」は切り離せない関係にあります。
なので、この「疲れ」は適切な休養をとれば必ず回復します。
「疲れ」には、自律神経が大きくかかわっています。精神的・肉体的なストレスによって、身体にかかる負荷に合わせ、自律神経も働き続けます。
ストレスが大きいほど自律神経への負担は重くなり、自律神経の 中枢がある脳がダメージを受けた結果、オーバーヒートを起こしてしまいます。そして、脳を正常な除隊に戻し、心身のパワーを回復させるため、休養が必要と判断した脳から『疲れた』という形で自己防衛のためのサインが出されるわけです。
それでは、一般的にいわれる「疲れがたまった」というのはどういう状況なのでしょうか?
特殊な物質が”蓄積”していくイメージを持たれているかもしれませんが、少し違います。回復していない 状態で活動することにより、脳はオーバーヒートしたまま。そして心身のパワーも不足したままなので「疲 れ」のサインが出っぱなしに。そのため、常に「疲れ」を感じているということになります。
*自律神経とは…身体の器官や組織の調整を行い、常に身体の機能を一定に保つ働きがある
それでは、その「疲れ」を取るためにはどうしたらよいのでしょうか?
「疲れ」と関わる自律神経。
活動の源となる交感神経と、睡眠やリラックスといった休養をつかさどる副交感神経の2つがあります。
日中は活動神経が優位で活動的になり、夜間は副交感神経が優位になり休養する状態になり、夜間は、副交感神経優位になり休養する状態になります。この交感神経と副交感神経が上手にバトンタッチすることで、心身のバランスが保たれています。
自律神経に負荷がかかると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまいます。つまり「疲れ」を感じている時は自律神経が乱れているという事になります。
そこで、回復のための休養をとって自律神経の乱れを整え、オーバーヒートした脳を正常な状態に戻すことが必要なのですが、それができるのは睡眠だけです。
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があります。
「レム睡眠」 眠っていても眼球が動いていて眠りの浅い状態
「ノンレム睡眠」 眼球が動かずぐっすりと寝ている状態です。
眠りに入ると,まず深い「ノンレム睡眠」となり,次に浅い眠りの「レム睡眠」へとなります。これをおよそ90分間隔で繰り返している状態をいいます。
「ノンレム睡眠」の間は脳が休養し、身体は起きている状態になり寝返りをうったりします。「レム睡眠」に切り替わると、脳は夢を見るなど起きている状態ですが、身体は脱力していて筋肉が休養を取っています。
この「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」のサイクルを4回繰り返すことで、休養が取れて心身は回復します。 回復に効果的な睡眠時間としては、6時間程度がおすすめです。
睡眠時間の長さをはじめ、生活スタイルを変えることは中々難しいかもしれません。なるべく決まった時間に布団に入り、睡眠時間の確保、そして起床時間をはじめとした規則正しい生活リズムをまずは3日間だけでも続けてみてください。
それができたら1週間、さらに2週間と期間を延長。3ヶ月
続けられれば、かなり「疲れ」は改善されていると思います。
今回は、「疲れ」を取るにはどうしたら良いかをまとめてみました。
次回には、「よい睡眠環境はどうすればよいか」についてまとまてみます。
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