これまで、ゴキ対策、ムカデ対策で述べたハッカ油ですが、
ハッカ油とミントに違いはあるの?というご質問がありましたので。
ハッカ油とペパーミント精油の違いを調べてみました。
「ハッカ油は万能オイル」
夏の時期の虫よけスプレーとしても注目されるハッカ油ですが、どんなものなのでしょうか?
ハッカは全世界で栽培されているハーブです。
英語で「Mint」 「ハッカ」は日本語です。
ミントが学名で、日本語では「ハッカ」または「二ホンハッカ」「Japanees Mint」とも呼びます。
ハッカ=ミントですが、厳密にいうと、ハッカはミントの品種の1つで日本で自生している和種の物を指します。そのハッカから抽出したものが、ハッカ油です。
ハッカ油は、ぺパ―ミントなどのいわゆるアロマテラピーで使うエッセンシャルオイル(精油)と基本同じものです。
ハッカのエッセンシャルオイル(精油)をじっくり時間をかけて冷却し、得られたメントール成分の結晶を取り除いたものがハッカ油です。
ハッカ油は無色でメントール分が高いため、昔から湿布や軟膏に使用されており、現在も化粧品屋食品にも利用されています。
それではミントはどうでしょうか?
ミントはスーッと爽やかな清涼感が特徴のハーブです。ハッカを含め、広くは同族のハーブ数種の総称を指します。
一般液にミントといった場合は、ペパーミント系とスペアミント系の2つに分けられます。
●ペパーミント系:メントールの含有量が多い
●スペアミント系:カルボン(芳香成分)が中心
ハッカは、ペパーミント系です。
では、ハッカ油とミントの違いは?
ハッカ油は、シソ科ハッカ属(ミント属 メント属)の「ミント」の葉っぱから抽出したものです。
ハッカもミントもシソ科の植物で、清涼感のあるハーブというくくりでは同じものです。
しかし、「ハッカ」「ペパーミント」「スペアミント」は植物自体が異なるので、それぞれ成分が異なります。
植物が違うと、成分の組成も異なるわけで、中でもメントールの含有量には大きな違いがあります。
ハッカ:70~80%以上
ペパーミント:40~50%
スペアミント:ほぼ0%
このようにハッカ油は、メントールの含有量が高いため、皮膚への刺激がペパーミントより高く、通常のアロマテラピーでは使われることがないです。
しかし、殺菌作用や消臭効果を求めるなど、量を多く使う場合などに適していると言えます。
●ハッカ油の選び方と購入する時の注意点
ハッカ油を選ぶときは、「合成成分」か「天然成分」かの違いを理解して選ぶことが大切です。
ムカデ対策にハッカ油を購入する際は、目的と散布場所に合わせたものを選ぶようにしましょう。
具体的には、薄めたハッカ油が口に入る可能性がある場合は、「食用可能」なハッカ油を使う必要があります。
市販されているハッカ油には、原料や抽出方法、配合物によって食用OKなものとNGなものがあります。
口に入れても大丈夫なハッカ油は、製品に「食品添加物」という表記があるものが多いため、こちらを選んでおけばまず大丈夫です。
逆に、食用不可のハッカ油には、「食べられません」という表記がされていることが多いです。
キッチンや台所など食べ物が触れることのある場所や、小さい子供が口に含みやすいおもちゃの近くなど、口に入れる可能性のある場所に使う場合は、飲んでも大丈夫な製品を選びましょう。
一方で天然成分のハッカ油と反対に、薬局で売られている合成成分のハッカ油は、飲料水や調味料として使うことができません。
天然成分100%と表記されていても、なかには「口に入れることができないハッカ油」もあるため注意してください。
商品説明をしっかりと読んだうえで、「飲める」「食べれる」ハッカ油をチェックしてください。
それと お家にネコや犬などの動物を飼っている場合には、ハッカ油を使ってムカデ対策はできません。
そんな方には、ハッカ油と同じく天然成分だけで作られている「逃げまんねん!小石サイズ」という駆除剤があります。
これは、人工的に「山火事初期」の臭いを再現することで、動物や虫たちに「ここはあぶない場所だ!」と本能的に悟らせ、再来を防除する駆除剤です。
逃げまんねんを使うと、以下の害虫や害獣が寄り付かなくなります
・ムカデ
・ゴキブリ
・ナメクジ
・ハチ
・ブヨ
・蚊
・ヤマヒル
・コウモリ
・ヘビ
・モグラ
・タヌキ
・イタチ
・ネズミなど
(Amazon、楽天、ヤフーショッピングなどで購入)
●逃げまんねんの効果的な使い方
「家の輪郭を沿うように点々とまく」という方法です。
家の周囲(地面が土や砂利の場合)に、2m間隔で点々と、逃げまんねんをたらしてください。
地面がコンクリートである場合は、食器を洗う際に使うスポンジに逃げまんねんをしみ込ませて、同じく2m感覚で家の周りに置きます。
あまりまきすぎると、家の中に煙臭いにおいが入り込んでくる恐れがあろますので、必ず2m間隔で塗布・設置しましょう。
屋根裏や天井裏がある家では、屋根裏・天井裏にも、逃げまんねんをしみ込ませたスポンジを2m間隔で設置してください。
これでムカデは逃げまんねんの臭いを嫌い、外から家の中に入り込んでこなくなります。
害虫でお悩みの皆様、ぜひお試しください。
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