これからの季節の悩みの一つが、冷え性ですよね。そこで今日は、タイプ別の冷え性改善方法をお伝えいたします。
冷え性は、手足の先や内臓、下半身など、体の特定の部位が冷えるタイプ、または顔や上半身がほてる タイプなど、いくつかの種類に分けられます。それぞれのタイプで原因や症状も変わってくるため、体の冷えを感じた場合は、自分の冷え性のタイプを知り、対策していくことがポイントです。
☆冷え性にはどんなタイプがある？
冷え性は「四肢末端型」「下半身型」「内蔵型」「全身型」の4種類に分けられるほか、「混合型」や「ほてり型」といったタイプもあります。まずは、それぞれの冷え性の主な症状や原因をまとめてみました
＜四肢末端型＞
手足やその先が冷えやすい四肢末端型の冷え性は、10代から20代の若い女性の中でも、やせ型や過度なダイエットを行っている女性に多くみられます。
（特徴）
・手足やその末端が冷える
・寒い場所では手足の先から冷えやすい
・冷えと同時に肩こりや頭痛を感じやすい過度なダイエットなどによって食事量が不足すると、体を温める熱を生み出すエネルギーが足りない状態に。その結果、手足の末端まで血液が行き渡らなくなってしまうのです。また、普段あまり汗をかかないいう方の冷え性も、四肢末端型であるケースが多いです。
＜下半身型＞
腰から下が冷えやすい下半身型は、30代以降の男女によくみられるタイプの冷え性です。
（特徴）
・手は温かいが、足は冷たい
・上半身に汗をかきやすい
・寒い場所ではふくらはぎや足先が冷えやすいデスクワークなど、長時間座った状態では、お尻をはじめとした下半身の筋肉が硬直します。その結果、足の血の巡りが滞ってしまい、下半身の冷えを引き起こしてしまうのです。
一方で、上半身には血が巡るため顔がほてりやすいという特徴も。運動不足によって下半身の筋肉が衰えている場合も、このタイプの冷え性が考えられます。
＜内蔵型＞
「隠れ冷え性」とも呼ばれる内蔵型は、30代以降の女性に多くみられます。ぽっちゃり体型の方や食欲旺盛な方も、実はこのタイプの冷え性であるケースが多いといわれています。
（特徴）
・手足の表面は温かいけれど、お腹が冷えやすい
・全身に汗をかきがち（汗によって冷えやすい）
・厚着をしていても体の冷えを感じる
・寒い場所では下腹部や太もも、二の腕が冷えやすい
・冷えと同時にお腹の張りを感じやすい内蔵型は手足や身体の表面には冷えを感じにくいため、初期では自覚できないケースも少なくありません。
しかし、対策をとらなければ内臓は冷え続け、内臓機能の悪化にもなってしまうため、発汗やお腹の張りなどを感じた場合は注意が必要です。
（原因）
・過去に腹部の手術を経験したため、血流が悪くなっている
・生まれつき寒くても血管が収縮しにくいため、熱が外へ逃げやすい体質である
・ストレスが溜まり、自律神経が乱れている
・体を冷やす飲食物を摂取しがちである
＜全身型＞
全身型は、常に体温が低く、季節を問わず寒さを感じるタイプの冷え性です。若者や高齢者に多くみら れ、自覚症状がないケースも多くみられます。
（症状）
・一年中冷えを感じていることから、冷えの自覚症状が乏しいという特徴がある
・慢性的なだるさばど全身型の症状としてでることがあり、そのままにしておくと身体機能の低下にもつながるため、気を付けておきたい
（原因）
・不摂生や食事量の不足などによる基礎代謝の低下があげられる
・体質や服用薬の影響などによって、全身が冷えてしまうケースもある
＜混合型＞
手足の先と下半身のどちらも冷えてしまう、という方もいるのではないでしょうか？
冷え性のタイプには、4つのタイプに加えて、四肢末端と下半身の両方が冷える混合型の冷え性もあります。この場合、四肢末端型と下半身型両方の対策をとっていくことがポイントです。
☆ほてり型の冷え性って？
顔や上半身がほてる症状は、冷え性とは無関係にみえるかもしれません。しかし、下半身型や内蔵型に 、「全身（または上半身）に汗をかきやすい」という症状があるように、冷え性によってほてりが引き起こされてるケーズもあるのです。
ほてり型は、四肢末端型や内蔵型の症状が進行したタイプの冷え性であるともいわれています。
（原因）
ストレスや不規則な生活による自律神経の乱れがおもな原因 ☆全ての冷え性に共通して効果的な改善方法
＜ウォーキングなどの全身運動＞
ウォーキングのように全身を使った運動は、血流改善や基礎代謝アップが期待できます。しかし、仕事や 家事などで忙しく、ウォーキングをするためのまとまった時間を確保しにくいという方もいるでしょう。 そのような場合には、まず通勤時など日常で歩く際に、体をきちんと動かすことを意識していてください。
腕の力を抜き、大きく振りながら大股で姿勢よく歩くことで、全身を使いながらのウォーキングをすることができます。
理想的なのは、胃日30分ほどのウォーキングを、週4日から5日の頻度を目安に、継続する事です。外出の際はできるだけ階段を使う、乗り物を使わず歩いている、といったことを心がけてみるといいでしょう。
＜全身入浴＞
冷え性の方は、毎日湯船にしっかり浸かることが大切ですが、その入浴方法にポイントがあります。実は冷え性の方は長時間の入浴も半身浴も良くないといわれています。これは、発汗によって体が冷えてしまうためです。
寒い時期は髪や体を洗う前に、41～42℃のお湯に首まで5分浸かり、次に胸あたりまで5分つかりましょう。 そして髪や体を洗ってから、再度1～2分ほど入浴して体を温めて浴室を出ます。そうすることで、しっかりと体を温めることができます。
☆タイプ別・冷え性の改善方法
＜四肢末端型は食事が肝心＞
食事不足が原因であるケースが多い四肢末端型は、きちんと食事から栄養をとり、熱を生む体にしてい くことがポイント。四肢末端型の場合、厚着やカイロなどで外側から体を温めても、一時的にしか冷えは 改善しません。
そして、食事制限をメインとした過度なダイエットは控えましょう。持病などで医師から制限がないのであ れば、熱を生むタンパク質を積極的にとる食生活を実践してみてください。
＊タンパク質含有量の多い食品（文部科学省 食品成分データー参照）
・肉類：生ハム、鶏ささみ、ローストビーフ、牛もも肉、豚ロース、鶏砂肝、ロースハム、ウィンナー
・魚介類：イワシ丸干し、いくら、焼きたらこ、するめ、かにかまぼこ、魚肉ソーセージ、
・卵黄：卵黄、ピータン、ゆで卵、ウズラ卵、生卵、ポーチドエッグ、卵白、ウズラ卵水・ 大豆製品：きな粉、油揚げ、枝豆、がんもどき、厚揚げ、こしあん、豆腐、豆乳、
・乳製品：パルメザンチーズ、脱脂粉乳、プロセスチーズ、カマンベールチーズ、クリームチーズ、植物性クリーム、ヨーグルト、牛乳、
タンパク質を摂る際には単一の食品ではなく、いくつかの食品を組み合わせるとより効果的だと言われてます。ビタミンB ₆を含む食品（にんにく、海苔、レバー、まぐろ、かつお等）を合わせて摂るとさらに効果アップ
＜下半身型はストレッチがおすすめ＞ 座り仕事などによってお尻の筋肉が硬直しているケースが多い下半身型の冷え性は、お尻の筋肉をほぐすタイプのストレッチを行うことをおすすめです。「梨状筋」と呼ばれるお尻にある筋肉をほぐすことで、血流 改善が期待できます。
＜内蔵型は食べ過ぎ＆厚着を避ける＞
・食べ過ぎに注意する：適切な食事量を意識しましょう。食事量は少なすぎても冷えの原因となりますが、食べ過ぎは発汗しやすくるため、かえって体を冷やしてしまいます。
・厚着をしすぎない：過度な厚着も汗をかく原因に。通気性の良い服で過ごすことで、汗をかいて体を冷やすリスクを回避できるでしょう。 ・白湯を飲め： 内臓を温め、全身の血流を改善するためには、白湯を飲むことを習慣にするのも◎。
＜全身型は体の内外を温める＞
・食事量を増やす：代謝の低下によって食欲がない方も多いといいます。まずは食事を増やして、しっかりと熱を生む体にすることが大切です。
・十分な睡眠：不規則な生活を改善するにあたって、十分な睡眠をとることも重要です。夜型生活や徹夜は避け、夜はきちんと休養の時間を確保しましょう。
・体の内と外、両側からの保温： 全身型は体の内外どちらも冷えている状態です。熱を逃がさないよう 、十分な食事や適度な運動で内側から温めることはもちろん、重ね着や温克グッズなど外から温めることにも配慮して、きちんと保温していきましょう。
＜ほてり型はリラックスを心がけて＞
ストレスや不規則な生活による、自律神経の乱れが原因であるケースが多いほてり型。炭酸ガス入浴など、リラックス効果のある方法を実践してみてください。
炭酸ガスの入浴には、血行を促進させたり、疲れを癒したりする効果が期待できます。40℃以上のお湯は体がほてりやすくなるため、38～40℃程度のぬるめのお湯にゆったりつかりましょう。
まずは、自分の冷えの症状や原因を把握して、それに合った改善策をとってください。また冷えの症状を感じにくくても、実は内臓の冷えが体の不調の原因だったというケースもあります。日々の生活習慣に体を冷やす原因がかくれていないか振り返り、改善していくことで、より健康的に冬を過ごせるでしょう。
Yurakuanでは、黄土ゲルマニウムから多量に放射する遠赤外線と、よもぎ薬草の有効成分を肛門と子宮の粘膜から吸収させる「よもぎ蒸し」メニューがあります。体の内側から温めることによって、冷え対策にも、どうぞ活用してみてください。
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